エレキジャック・フォーラム in Akihabara 2012

トークショー


[定員110名,聴講無料,要事前登録]


 「トークショー」では,電子工作のエキスパートの方々に,制作した作品やコミュニティの活動について講演していただきます.「トーク・ショー」の聴講者向けに座席券を発行しています.座席券がなくても,ステージの周囲で聴講することはできますが,参考資料の配布などは座席に座っている方が優先となります.確実に聴講するために,事前登録により座席券を入手されることをオススメします.


  トークショー  [メイン・ステージA]
10:40〜11:20 A-1  1,000円ちょっとで手に入るお手軽ARMマイコン基板を使って
          電子工作
11:35〜12:15 A-2  Androidスマホでアマチュア無線や航空無線を自在にワッチ(傍受)
12:30〜13:10 A-3  女性型ロボット「未夢」の開発者が語る2足歩行ヒューマノイド・
          ロボットの作り方
13:25〜14:05 A-4  オープン・ソース・ハードウェア“Arduino”用の3G通信拡張キット
          が登場
14:20〜15:00 A-5  手作りカメラで宇宙の渚の撮影に挑戦
15:15〜15:55 A-6  自律型ホバリング・ヘリの製作と各種センサの活用法
16:10〜16:50 A-7  無料の基板CADでオリジナル基板の設計に挑戦!!
17:05〜17:45 A-8  プログラマブル・センサ・インターフェースIC「Smart Analog」を
          使って,お手軽『省エネ』電流/電力メータを製作





A-110:40〜11:20 1,000円ちょっとで手に入るお手軽ARMマイコン基板を使って電子工作
――「STM32ディスカバリ」で高感度な風速計や高精度な高度計などを製作

聴講料:無料

スピーカ 島田 義人 
          工学博士 

 「STM32 Value line discovery(STM32ディスカバリ)」は,1000円強で入手できて,メーカ純正デバッガ付きの超お手軽ARMマイコン基板である.マイコン・メーカのSTマイクロエレクトロニクスが入門向けに開発したもので,プログラミングや書き込みが簡単で,LEDやスイッチ,ジャンパ,ピン・ヘッダなどが実装済みなので,はんだづけも不要である.
 ここではSTM32ディスカバリの特徴や使い方を分かりやすく解説する.また,STM32ディスカバリを使った電子工作事例として,室内の自然対流クラスの微風まで検出できる風速計の製作,精度30cmで9000mまで測れる高精度大気圧センサを使った高度計の製作などの事例を紹介する.


●講演の聞きどころ
・ATM32ディスカバリの使い方が理解できる
・ATM32ディスカバリを使った電子工作の応用事例がわかる
・ATM32ディスカバリのコスト・パフォーマンスの良さが分かる

●参考文献,参考URL
・島田 義人,永原 柊,ほか;世界の定番ARMマイコン 超入門キット STM32ディスカバリ,2011年12月
STM32ディスカバリの部屋

●スピーカ・プロフィール
 島田 義人.小学校のとき,ゲルマニウムダイオードを使った「鉱石ラジオ」(ゲルマ・ラジオ)で電子工作の楽しさを知り,はんだゴテを握る.以来35年,面白い工作ネタがないか日々模索中の電子工作ホビーストです.トラ技「ビギナーズ・ セッション」,「BASICS Analog編 はじめての電子工作」などを過去に連載.

製作したボードの外観



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A-211:35〜12:15 Androidスマホでアマチュア無線や航空無線を自在にワッチ(傍受)!
――CQ ham radioオリジナル・モジュール「SDR-49」で広がる無線&ネット・ホビーの世界

聴講料:無料

スピーカ 中本 伸一 
          札幌SDR研究会代表 / (有)サイレントシステム エクゼクティブエンジニア 


 CQ ham radio編集部と札幌SDR研究会が共同開発した「SDR-49」は,ディジタル信号処理により受信機として動作するSDR(Software Defined Radio;ソフトウェア無線)モジュールである.本モジュールはネットワーク接続の機能を備えたDSP(Digtal Signal Processor)を搭載しており,受信データのストリーミング配信やスマートフォンとの連携など,さまざまな応用が可能となっている.
 ここではSDR-49の利用法をデモンストレーションを交えて解説する.アマチュア無線家の皆さんはもちろん,電子工作ホビーストや組み込み系の開発エンジニアの方にとっても参考となる講演である.


●講演の聞きどころ
・SDR(Software Defined Radio;ソフトウェア無線)技術の概要が分かる
・SDR-49モジュールにより,アマチュア無線などの電波を受信できることが分かる
・ネットワーク機能を利用して遠隔地の無線機をAndroid端末で操作できることが分かる
・VoIP機能を利用してAndroid端末と音声をやりとりできることが分かる

●スピーカ・プロフィール
 中本 伸一.30年以上,ゲーム会社でソフトウェアを製作してきた経験を生かして,2005年3月にエンジニアの理想郷を求めてサイレントシステムを設立する.性格は自由奔放で気分屋ではあるが,極めて好奇心が強く,勉強好きなお気楽エンジニアである.技術士(情報工学部門),第一級総合無線通信士,第一級陸上無線技術士を持つアマチュア無線家でもある.本業で培ったディジタル技術を趣味のアマチュア無線に生かすために札幌SDR研究会を設立した.コールサインはJA8INU.

Androidスマートフォンでアマチュア無線を傍受

ソフトウェア無線モジュール



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A-312:30〜13:10 女性型ロボット「未夢」の開発者が語る2足歩行ヒューマノイド・ロボットの作り方
――ロボット技術が本当に面白くなるのはこれからだ!

聴講料:無料

スピーカ 梶田 秀司 
          独立行政法人 産業技術総合研究所(AIST) 主任研究員 


 産業技術総合研究所がかかわった研究用プラットフォーム HRP-2“Promet”や,エンターテインメント応用を指向したHRP-4C “未夢”などのヒューマノイド・ロボット開発の経緯と現状について説明し,これらのロボットで用いている2足歩行制御技術の基礎を解説する.さらにヒューマノイド・ロボットやロボット技術全般の今後の展開を,ごく私的かつ無謀にも予測してみる.


●講演の聞きどころ
・ヒューマノイド・ロボットの研究の現状が分かる
・2足歩行ロボット制御技術の基礎が分かる
・ロボット研究と開発の面白さやワクワク感が分かる

●参考URL
梶田秀司のホームページ
HRP-4C「未夢」による人間らしい歩行(YouTube,産総研チャンネル)
爪先立ち期間を有するヒューマノイドの高速滑りターン(YouTube,産総研チャンネル)

●スピーカ・プロフィール
 梶田 秀司.1961年生.東京工業大学修士課程卒業後,通産省工業技術院 機械技術研究所に入所.以後,2足歩行ロボットの研究に従事.1996年,東京工業大学より学位,博士(工学)取得.2001年,組織改変に伴い独立行政法人 産業技術総合研究所 主任研究員.著書「歩き出した未来の機械たち」 (ポプラ社),「ヒューマノイドロボット」(編著)(オーム社).

女性型ロボット「未夢」



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A-413:25〜14:05 オープン・ソース・ハードウェア“Arduino”用の3G通信拡張キットが登場
――センサ類とアクチュエータなどを3G通信網とつないで新たなアイデアに挑戦

聴講料:無料

スピーカ 高本 孝頼 
          (株)ムトーエンジニアリング 事業推進センター長 


 Arduino用3Gシールド(3G通信が使える拡張キット)が登場した.このモジュールを利用すると,遠隔操作によるセンサ・データの取得やロボット・機械などの広域における自動操作,無人観測・保守点検の試作などが容易になる.2011年秋には「3Gシールド・アライアンス」が結成され,すでに2種類の3Gシールドが試作されている.
 本セッションでは,これらの3Gシールド,すなわちGPS機能と3軸加速度センサを持つ超小型のIEM通信モジュール(Qualcomm社の設計)と,簡易なデータ通信を可能とするモジュールの詳細について,実演を交えながら説明する.また,これまで多くの大学や高専,企業に対して,3Gシールドの応用についてのヒアリングを行った.これらの結果についても併せて紹介する.


●講演の聞きどころ
・世界的に急激に普及しているArduinoの展開と日本の状況が分かる
・3Gシールドを開発にするのにあたって解決すべき課題が分かる
・3Gシールドの活用・展開できる分野およびその事例が分かる
・3Gシールド・アライアンスの現状と今後の展開が分かる
・2種類の3Gシールドの実演を見ることができる

●参考URL
MUTOH shop(ムトーエンジニアリングのオンライン・ショップ).
・Facebook,Arduino用3Gシールドアライアンス

●スピーカ・プロフィール
 高本 孝頼.仕事の関係から教育分野での知的教材を開拓.2010年度に総務省「ICT絆プロジェクト」交付金で「モバイル教材」に着手し,プロジェクト管理で完遂.その後,多くの大学や企業などの支援を得ながら「Arduino用3Gシールド」の開発に着手.主に「頭脳を知的にするICT教材」を発掘中.著書に「AutoCAD3次元ハンドブック」(共立出版),「AutoCAD ADS入門」(オーム社),「BricxCCとNXCとで学ぶ・知的Lego Mindstorms NXT プログラミング入門」(CQ出版,近日出版予定)など.一級建築士.工学博士.

Arduino用3Gシールドの概要   ※ 上の画像をクリックすると拡大表示します



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A-514:20〜15:00 手作りカメラで宇宙の渚の撮影に挑戦
――NHKスペシャル「宇宙の渚」,空はどこから宇宙に変わるのか

聴講料:無料

スピーカ 森岡 澄夫 
          回路研究者 


 今や宇宙映像はちまたにあふれているが,ほとんどの人にとって宇宙は日常からかけ離れた遠い世界だろう.しかし,技術者の特権として,少し背伸びすればみずから宇宙にかかわる機会が得られるようになってきている.今回はNHKのご協力のもと,自分の目の代わりとなるHDカメラをJAXAの成層圏気球に搭載し,高度35kmの世界(まだ宇宙ではないが,空が暗黒になり,宇宙と同様の眺めになる高度)を撮影してみるチャンスを得た.
 だが,低温,高温,真空,浸水,衝撃など,通常の電子機器が想定しない厳しい環境条件下で,一発で撮影を成功させなければならない.ネット時代であっても宇宙用電子システム設計の詳細情報やノウハウはほとんど公開されていないし,宇宙用部品なども簡単には入手できない.それゆえ,設計,製作,テストのあらゆる点が暗中模索になり,プレッシャも相当かかったが,技術者としては最高に面白い“遊び”に参加できた.手塩にかけて作ったカメラが飛び立つのをハラハラしながら見守り,回収されて手元に戻ってきた記録映像を見たとき,宇宙が確かに実在するのだと,心底実感できた.


●講演の聞きどころ
・あの手この手の創意工夫と実験を繰り返す「手作り」感
・防水対策を施せば重くなり,軽量化すればノイズが出て…,というもぐら叩きでシステムをまとめる苦しさと面白さ
・一度しかないチャンスに臨むプレッシャと達成感

●参考URL
・NHK宇宙チャンネル・特典映像「大気球で挑む!宇宙の渚への旅

●スピーカ・プロフィール
 森岡 澄夫.電機メーカのLSI研究者.宇宙機には子供のときから深い興味を持ち続けているが,その開発・製作に直接かかわれるチャンスがなかなかやってこなかった.今回でようやく,念願が少し叶うこととなった.

NHK番組「宇宙の渚」オープニング

撮影機材と成層圏気球



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A-615:15〜15:55 自律型ホバリング・ヘリの製作と各種センサの活用法
――ガイガーカウンタを付けて福島を応援したいな!(まだできていませんが…)

聴講料:無料

スピーカ 小林 英俊 
          ルネサスエレクトロニクス(株) MCU事業本部 MCUシステム統括部
          SMAP推進部 担当部長 


 自律型のホバリング・ヘりを製作した.ホバリング・ヘリの飛行を実現するには,3軸ジャイロ・センサと3軸加速度センサを組み合わせた角度検出,超音波センサによる障害物回避,気圧センサによる高度測定など,さまざまなセンサを使いこなす必要がある.ここではホバリング・ヘリの製作で得られた検出角度の精度を上げる手法や姿勢制御法を,センサの使い方とともに解説する.


●講演の聞きどころ
・ジャイロ・センサと加速度センサから角度を求める方法が分かる
・メカやパーツ選びのポイントを理解できる
・ホバリング・ヘリの製作に当たって得られた失敗談を聞くことができる

●参考URL
自律飛行型ホバリングヘリ (YouTube,ルネサスエレクトロニクス).

●スピーカ・プロフィール
 小林 英俊.大手半導体メーカで,マイコンの応用技術,海外出向で現地設計拠点長,現在はWebによるMCUのプロモーションに従事.

自律型ホバリング・ヘリ(上から)

自律型ホバリング・ヘリ(横から)



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A-716:10〜16:50 無料の基板CADでオリジナル基板の設計に挑戦!!
――ヘッドフォン・アンプ基板の製作を例に手順を解説

聴講料:無料

スピーカ 宮原 裕人 
          アールエスコンポーネンツ テクニカルマーケティング部
          テクニカルマーケティングエンジニア 


 電子技術系コミュニティ・サイト「DesignSpark」で無償配布しているプリント基板設計(CAD)ツール「DesignSpark PCB」の使い方について説明し,こうしたフリーのツールを電子工作に活用する方法を紹介する.ここでは「ヘッドフォン・アンプ」のオリジナル基板の製作を例に,プリント基板設計の手順を解説する.


●講演の聞きどころ
・DesignSpark PCBを使った回路設計やプリント基板設計の概要が分かる
・オリジナルのヘッドフォン・アップの作り方が分かる

●参考URL
DesignSparkのWebサイト

●スピーカ・プロフィール
 宮原 裕人.半導体マーケッタとして,海外携帯電話の着メロシステム,車内警告音システム,音声ガイダンス・システムの開発に従事.昨年より北東アジア地域でのDesignSparkプロモーション業務を担当.

DesignSpark PCBの画面例

製作予定のプリント基板



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A-817:05〜17:45 プログラマブル・センサ・インターフェースIC「Smart Analog」を使って,お手軽『省エネ』電流/電力メータを製作
――ルネサス版のArduino互換ボードとSmart Analog搭載センサ・シールドを開発中

聴講料:無料

スピーカ 松山 景洋 
          (株)ルネサスソリューションズ 第三応用技術本部 システム開発第二部 部長 


 ルネサス エレクトロニクスはパートナ企業とともに,Arduino互換マイコン・ボードとプログラマブル・センサ・インターフェース搭載シールドを開発中である.ここでは,身の回りの「省エネ」や「節電」を目的とした電流/電力メータの製作を例に,センサ・シールドに搭載されるプログラマブル・センサ・インターフェースIC「Smart Analog」の取り扱い方法について解説する.ここで紹介する電流/電力メータは,ホール・センサ(磁気センサ)を利用して実現している.Smart Analogとは,これまで専門知識が必要で,製作が難しかったセンサ・インターフェース回路(いわゆるアナログ・フロントエンド)の設計を,マイコンと組み合わせて大幅に簡素化できるICである.また本講演の聴講者には,抽選で10名様にRXマイコン・ボードが付属したInterface誌を,5名様にSmartAnalog評価ボードをプレゼントする.


●講演の聞きどころ
・センサ・インターフェースの概要が分かる
・Smart Analogを利用すると,誰でもセンサを簡単に取り扱えることが分かる
・ルネサス版Arduino互換ボードとセンサ・シールドの情報が得られる

●参考URL
・ルネサス エレクトロニクス;「Smart Analog」マイコンとして,回路変更可能なアナログ機能を搭載した 「Smart Analog MCU」を発売
・ルネサス エレクトロニクス;製品情報 - Smart Analog
・ルネサス エレクトロニクス;アナログフロントエンドの開発の切り札,GUIソフトで簡単にアナログ回路をカスタマイズ,RENESAS EDGE TOPICS.

●スピーカ・プロフィール
 松山 景洋.1984年,三菱電機セミコンダクタソフトウエア入社.以来,プリンタ・システム開発,ディジタル・テレビ用デバイス事業などに携わる.2003年と2010年に2度も大きな会社統合があり,自身の業務内容も変化.現在は,Smart Analogを含めたセンサ応用技術開発の取りまとめを担当.

5名にプレゼントするSmartAnalog評価ボード(Smart Analog Stick)の外観



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