「電子工作教室」では,講師の指示に従って,実際に電子工作を行います.部材費は有償ですが,スポンサ企業のご厚意により,安価に提供していただいています.「電子工作教室」は,事前登録を行わないと受講できません.
C-110:40〜13:00
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Maruduino基板を使って「脳トレ・ストップウオッチ」を作ろう!
――実習を通してArduinoの入出力や表示の仕組みを理解
教材費:5,980円(税込),定員15名
講師 萬代 慶昭 氏
バンテクノ
本セッションでは,マルツエレックが販売しているMaruduino基板(Arduinoを搭載できるパターンが設けられた基板)とAruduino UNOを利用して,ゲーム・ボード「脳トレ・ストップウォッチ」を製作する.計測したい秒数(0〜99秒)をセットしたあと,スタート・ボタンを押し,(体内時計で)「セットした秒数がきた!」と思ったところでストップウォッチを止める.止めたとき,実際の秒数と順位(n回ゲームしたとき)をボード上に表示する.
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※ 本セッションには,はんだ付けの作業があります.
※ 教材費(部材費)は5,980円(税込)です.マルツエレック 様に安価にご提供いただきました.
※ 組み立てた工作キットは,当日お持ち帰りいただけます.
※ 工具類は事務局側で用意いたします.
●プログラム概要(予定)
1.Arduino UNOマイコン(Arduino 1.0IDE)の準備
2.Maruduino基板へのArduino,タクトスイッチ,LED,7セグメントLEDの実装・はんだ付け
3.脳トレ・ストップウオッチ・ソフトウエアをArduinoへ転送
4.ゲームの実行
●電子工作教室の目標
・Arduinoのソフトウェアを公開する.Arduinoを使った入出力(タクトスイッチ,LED)記述を理解できる
・I2Cインタフェースで接続された7セグメントLEDの表示方法が分かる
・Arduinoマイコンの使いやすさを体感し,参加者にはいろいろな使い方を応用していただきたい
●参考文献,参考URL
・Arduino日本語リファレンス
●受講者が持参するもの
・Windowsパソコン(OSはWindows XP/Vista/7)
※ 本セッションは,マルツエレック(株) 様のご支援のもとで企画・運営しております.
●講師プロフィール
萬代 慶昭.1968年,東芝に入社.通信インターフェース装置のハードウェア設計などに従事.2003年,東芝を退職し,バンテクノを設立.マイコン組み込み装置に使われるFPGA設計の受託開発に従事.
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C-213:20〜15:40
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マイミュージックを奏でるオルガンとオルゴールを作ろう!
――DIP20ピン・マイコンR8C/M12Aで作るキット「R8Cクラブ・シリーズ 第1弾」
教材費:3,000円(税込),定員15名
講師 磯 佳実 氏
(株)ルネサスソリューションズ ソリューション企画開発部 テクニカルエキスパート
そろそろ「サンプル・プログラムを動かすだけ」の状態から卒業して,マイコンのプログラミングをスクラッチからできるようになりたいという方,およびマイコン・プログラミングの初心者の方を対象とした電子工作教室である.
秋月電子通商の電子工作キット「ルネサスR8Cクラブ・シリーズ 第1弾」として発売される「圧電サウンダー」を使って,自分の好きな曲を演奏できるオルガン&オルゴール・ボードを製作する.マイコン内蔵の16ビット・タイマによる音階作成の原理とキー入力を理解できる.本教室では,はんだ付けによる組み立て,およびプログラム書き込みを行う予定.
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※ 本セッションを受講するためには,はんだ付けの経験が必須です.
※ 教材費(部材費)は3,000円(税込)です.秋月電子通商 様に安価にご提供いただきました.
※ 組み立てた工作キットは,当日お持ち帰りいただけます.
※ 工具類は事務局側で用意いたします.
●プログラム概要(予定)
1.オルガン&オルゴール・ボード
1.1 プログラムの概略
1.2 音階とタイマ
1.3 ボードの組み立て,はんだ付け
2.ライタ・ボードの使い方
2.1 FTDIシリアルI/Oのドライバ・インストール
2.2 FDTによるプログラムの書き込み
3.R8C/M12Aマイコンのプログラム開発
3.1 開発環境の使い方
3.2 プログラムの変更方法
●電子工作教室の目標
・思い通りにマイコンが動かせる楽しさを体験できる
・マイコンを使うには,何を準備すればいいのかが分かる
・R8C/M12Aの開発環境と書き込みツールの使い方が分かる
・タイマのパルス出力方法やキー入力方法,プログラミング方法が分かる
・音階やメロディの作り方が分かる
●参考文献,参考URL
・ルネサス エレクトロニクス;R8C/M12Aドキュメント
●受講者が持参するもの
・使い慣れたノート・パソコン(Windows XP/Vista/7,ただしVistaの64ビット版は不可.要USBポート.液晶サイズは11インチ以上)
●講師プロフィール
磯 佳実.日立製作所 家電研究所にてオーディオの開発に従事.1978年,世界初のマイコン搭載ステレオHCC-8(シンセサイザ・チューナ)をオーディオフェアに出展.1982年発売のCDプレーヤの開発においてピックアップ・サーボを担当.その後,オーディオ用A-Dコンバータ,D-Aコンバータの開発,DATの開発を行い,1992年から半導体事業部へ異動.光ディスクの応用開発に携わる.
※ 本セッションは,(株)秋月電子通商 様のご支援のもとで企画・運営しております.
ブレッドボードによる試作
試作ボードの出力音の例(MP3)
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C-316:00〜18:20
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はんだ付け体験あり!自分だけのFMラジオを組み立てよう!
――2時間で完成するDSPラジオの製作
教材費:6,000円(税込),定員15名
講師 中本 伸一 氏
(有)サイレントシステム エクゼクティブエンジニア
ひと昔前までは,電子工作の入門といえばゲルマニウム・ラジオの製作が当たり前だったが,最近では高性能なDSP(ディジタル信号処理)ラジオ用の半導体が容易に入手できる時代になった.本セッションではDSPラジオ用のモジュール基板を使用して,参加者に自らはんだ付けをしてもらい,DSPラジオを製作してもらう.完成後に単三電池2本を接続すると,ステレオ・ヘッドフォンからDSP処理ならではの高音質なFM放送をガンガン聞くことができる.ディジタル選局なので,ボタンを押すだけで受信する周波数を選択可能.終了時には自分の手ではんだ付けした実用的なFMラジオを持ち帰って,末永く利用することができる.
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※ 本セッションには,はんだ付けの作業があります.
※ 教材費(部材費)は6,000円(税込)です.サイレントシステム 様に安価にご提供いただきました.
※ 組み立てた工作キットは,当日お持ち帰りいただけます.
※ 工具類は事務局側で用意いたします.
●プログラム概要(予定)
1.DSPラジオとはなんでしょう?
2.製作の全体の流れについて
3.まず部品を確認してみよう!
4.きれいにはんだ付けするコツは…
5.それでは組み立ててみましょう
6.講師が出来栄えをチェックします
7.いよいよラジオを鳴らしてみましょう!
8.ラジオのボタン操作方法について
9.質疑応答と後片付け
●電子工作教室の目標
・正しいはんだ付けの方法を習得できる
・マニュアルに従って順番に部品を取り付けるキット製作を体験できる
・自分で製作したラジオを自分で操作して音が出る感動を味わえる
・DSPによる信号処理について,基礎的な内容を習得できる
・実用的なDSPラジオを持ち帰って,末永く愛用できる
●参考文献,参考URL
・組込用受信機モジュール SR-1(キット)
・SR-1専用サブ基板 SRIO-1(キット)
・Si4734/35 AM/FM/SW/LW Radio Receiver ICs(DSPラジオ・チップの資料)
●講師プロフィール
中本 伸一.30年以上,ゲーム会社でソフトウェアを製作してきた経験を生かして,2005年3月にエンジニアの理想郷を求めてサイレントシステムを設立する.性格は自由奔放で気分屋ではあるが,極めて好奇心が強く,勉強好きなお気楽エンジニアである.技術士(情報工学部門),第一級総合無線通信士,第一級陸上無線技術士を持つアマチュア無線家でもある.初めての電子工作は小学校1年生でゲルマニウム・ラジオを作成した.その時の感動が忘れられず,その後もずっと,もの作りの喜びを追いかけている.
※ 本セッションは,(有)サイレントシステム 様のご支援のもとで企画・運営しております.
DSPラジオ用のモジュール基板
サブ基板と部品
完成したところ
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D-110:40〜13:00
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こども限定! プログラミングとセンサで「ドライブ・シミュレータ」を作ろう
――MITメディアラボの無償プログラミング環境「スクラッチ」と「センサ・ボード」で電子工作
教材費:3,500円(税込),定員15名
講師 倉本 大資 氏
OtOMO(オトモ) 代表
本セッションは,誰でも簡単にプログラミングできる,MITメディアラボが開発したこども(万人)向けのプログラミング環境「スクラッチ」の体験教室である.フィジカルなデバイスを構築できる「センサーボード」と組み合わせて,車の運転をシミュレートする「ドライブ・シミュレータ」を製作する.用意するセンサーボードはスクラッチに接続できる入力装置で,マウスやキーボードの代わりに,明るさ,音量,スライダ,ボタン,抵抗などのセンサ値を入力できる.これにより,こどもたちが身の回りにある電子機器の仕組みに親しみ,理解を深めることができる.
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※ 受講対象は小学校3年生〜中学校3年生です.
※ 本セッションには,はんだ付けの作業がありません.
※ 教材費(部材費)は3,500円(税込)です.
※ 使用したキットは,当日お持ち帰りいただけます.
●プログラム概要(予定)
1.MITメディアラボが開発し配布している,無償のプログラミング開発環境「スクラッチ」を使ってプログラミングを体験する.
2.センサ・ボード(なのぼ〜ど)という外部機器と組み合わせ,ハンドルやアクセルを工作してその操作と連動するプログラムを作成する.
●電子工作教室の目標
・誰にでも簡単に扱えるようにデザインされたスクラッチを使えば,初めての方でもプログラミングできることが分かる.
・スクラッチとセンサ・ボード(なのぼ〜ど)の基礎を学び,応用も体験することで,今後もスクラッチを自在に扱えるようになる.
●受講者が持参するもの
・ノート・パソコン(OSはWindows XP/Vista/7,MacOS X 10.4以降,USBポート必須)
・スクラッチやドライバのインストール方法については,お申し込みいただいた方に対して,事前にご案内します
●参考文献,参考URL
・OtOMO(こどもプログラミングサークル‘スクラッチ’)のWebサイト
・OtOMO;センサーボードで遊ぼう.
●講師プロフィール
倉本 大資.OtOMO(オトモ)は,2008年8月より毎月1回開催されてきたこどものプログラミング・サークルです.スクラッチ(MITメディアラボの無償プログラミング環境)を用いてワークショップ企画・運営,教育資材(カリキュラム,ソフトウェア,ハードウェア)の開発などの活動を行っています.ボランティアのプログラマ,教育関係者,大学生,高校生,小学生などが参加しています.
スクラッチ
なのぼ〜ど
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D-213:20〜15:40
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親子で作ろう! 手作りモータで走る模型自動車
――楽しみながら3極モータのしくみを理解
教材費:800円(税込),定員15名
講師 勝野 薫 氏
多摩川精機(株)
テックレンジャー
飯田工業高校 コンピュータ制御部
本セッションでは,エナメル線をスタータに巻き付けてモータを組み立て,模型自動車に搭載して走らせる.ダイワ科学工作シリーズの「3極モータ応用R-IIキット」を使用する.はんだ付け作業がないので,やけどの心配はない.指導は多摩川精機(株)の勝野 薫先生と飯田工業高校 テックレンジャーが担当する.
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※ 受講対象は小学生です.小学校4〜6年生は一人で参加できます.1〜3年生は保護者の同伴が必須です.
※ 本セッションには,はんだ付けの作業がありません.
※ 教材費(部材費)は800円(税込)です.千石電商 様に安価にご提供いただきます.
※ 使用したキットは,当日お持ち帰りいただけます.
●プログラム概要(予定)
1.ステータが3本ある芯(しん)にエナメル線を自分で巻いて,モータを組み立てる
2.自分で組み立てることで,モータの構造を理解できる
3.木製の車体に完成した3極モータを搭載する.ドライバを使って組み立てる
4.完成したモーターカーでレースを楽しみましょう
●電子工作教室の目標
・ものづくりの楽しさを知り,完成したときの喜びをテックレンジャーといっしょに味わおう!
●参考文献,参考URL
・竹内 浩一;「第1回 子ども科学工作教室 〜三極モーターカーを作ろう〜」,エレキジャックのWebサイト,2011年6月9日.
●講師プロフィール
勝野 薫.多摩川精機は,ジャイロ・センサが得意な会社です.
テックレンジャー.飯田工業高校 コンピュータ制御部は,テックレンジャー,インドアプレーン,CM制作,紙飛行機講習会,ボラティアなど幅広く活動しています.呼んでいただければ,どこへでも出動します.
※ 本セッションは,(株)千石電商 様のご支援のもとで企画・運営しております.
テックレンジャー
製作する3極モーターカー
モーターカーによるレース
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D-316:00〜18:20
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自律型ロボットのプログラミング体験教室
――経験の少ない指導者でもプログラム製作が可能
教材費:5,000円(税込),定員10名
講師 井上 伸治 氏
中学校の技術・家庭科 教員
本セッションは,中学校技術科「プログラミングと計測・制御」に使用できるロボット教材のプログラミング体験コース.プログラム経験が少なく,プログラミング言語や教材に何を使えばよいのか,そんな疑問を抱えている指導者を対象とした講習である.パソコンとロボットを使って実際に動作させながらプログラミングを体験する.プログラミング言語はC言語をアイコン化したC-Style(シースタイル)で,マウスだけでプログラム製作が可能である.講師は教材に使うロボットの設計者であり,プログラマでもある.本セッションを受講することにより,ロボット教材のプログラム作成が難しくないことを実感していただけるだろう.
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※ 受講対象は中学生以上,および教育関係者とさせていただきます.
※ 本セッションには,はんだ付けの作業はありません.
※ 教材費(部材費)は5,000円(税込)です.ダイセン電子工業 様に安価にご提供いただきました.
※ 使用したキットは,当日お持ち帰りいただけます.
●プログラム概要(予定)
1.ダイセン・ロボット開発ストーリ
2. ソフトウェア編
2.1 パソコンとロボットを使ってプログラミング・スタート
2.2 1秒前進からライン・トレースまで,簡単プログラムの体験
3.ハードウェア編
3.1 モータ制御の仕組みとセンサの解説,ハードウェア・トラブル(故障)対応
4.質疑応答
●電子工作教室の目標
・プログラム経験の少ない方でも,プログラム編集ソフト「C-Style」を使うことにより短時間でプログラム学習が可能なことが分かる
・サンプル・プログラムが多数用意されており,受講後も独自に学習できることが分かる.簡単なプログラムから実用的なプログラムまで,動作させることができる
・ロボット(ハードウェア)の完成度,およびトラブルが起きない授業を実現できることが分かる
●講師プロフィール
井上 伸治.中学校の技術・家庭科教員としての経験から,自律型制御ロボット教材「OJ2」(TJ3Bの原型モデル)の開発を行う.自身も大学院で学ぶ傍ら,ロボット競技会の運営やロボット教室講師など,アクティブに活動する現職教員である.
※ 本セッションは,(株)ダイセン電子工業 様のご支援のもとで企画・運営しております.
教材の自律型ロボット
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