■講演内容

※【バーチャル・スタジオ XX】は,トランジスタ技術4月号の特集番号と連動しています

※[1-0XX]と[2-0XX]は,トラ技週一メルマガ『LTspice電子回路マラソン』と『LTspiceアナログ電子回路入門』の番号と連動しています


10:00 ◎セッション 1 ◎講師:小川 敦 氏

【バーチャル・スタジオ1】
トランジスタ回路で信号を増幅する実験
 トランジスタは,(1)電圧を電流に変換し,(2)その電流を再び電圧に変換します.本セッションでは,エミッタ接地増幅回路で,このようなトランジスタ増幅回路の原理を解説します.

【バーチャル・スタジオ7】 [2-009]
大出力でもひずみにくいアンプ
 ゲインや定数を設定したエミッタ接地増幅回路で,入力に正弦波を加えた場合,出力も正弦波になります.しかし,そのレベルを徐々に大きくしていくと,やがて出力がクリップしひずみます.本セッションでは,このような回路で,出力振幅を最も大きくするための設定を解説します.

11:00 ◎セッション 2 ◎講師:平賀 公久 氏

【バーチャル・スタジオ11】 [2-008]
正弦波を出したくても三角波になってしまうアンプ
 OPアンプには最大出力応答周波数(最大無ひずみ出力と周波数)があり,入力振幅の振幅値を高くした場合,出力の波形がひずむ(三角波)場合があります.本セッションでは,反転増幅器を例に,このような最大無ひずみ出力と周波数の関係を解説します.

【バーチャル・スタジオ15】 [2-010]
どんな信号源でもどんと来い!高精度・高ゲイン・アンプ
 本セッションでは,3本の抵抗が負帰還の抵抗となる反転増幅器で,Y-Δ変換(スターデルタ変換)を解説し,小さな抵抗値でも大きなゲインとなることを解説します.

13:00 ◎セッション 3 ◎講師:小川 敦 氏

【バーチャル・スタジオ14】 [1-004]
アンプが一番熱くなるのは出力最大のときじゃない
 トランジスタの発熱,つまりトランジスタで発生する電力は,コレクタとエミッタ間の電圧とコレクタ電流を掛け算したものなので,単純に最大出力時が発熱が一番大きいとは限りません.本セッションでは,オーディオ・パワーアンプを例に最大出力とトランジスタの発熱も関係について解説します.

【バーチャル・スタジオ35】 [1-042]
種も仕掛けもありません!コンデンサと抵抗でインダクタを作る
 トランジスタで構成した回路が,コイルのような働きをする回路は「半導体インダクタ」と呼ばれています.本セッションでは,グラフィック・イコライザの回路を例に,RLC直列共振回路をトランジスタ回路で実現する方法を解説します.

14:00 ◎セッション 4 ◎講師:平賀 公久 氏

【バーチャル・スタジオ17】 [1-023]
シーン…雑音の小さいアンプ
 大きな信号源抵抗からの信号を増幅する非反転増幅器のプリアンプは「入力換算雑音電流密度×信号源抵抗」が支配的になります.そこで,入力換算雑音電流密度が小さい特徴のJFET入力のOPアンプを選んだほうが,その全出力雑音電圧は小さくなります.本セッションでは,JFET(Junction Field Effect Transistor)入力のOPアンプとバイポーラ入力のOPアンプを使用して二つのOPアンプの入力換算雑音電圧密度と入力換算雑音電流密度の違いなど解説します.

【バーチャル・スタジオ22】 [1-015]
雑音の海からかすかな信号を拾って増幅!計装アンプ
 計装増幅器は,二つの高い入力抵抗の入力端子とシングルエンド出力をもつ増幅器です.外部から同相の雑音が加わってもそれらは増幅せず,微弱な差動入力信号を抵抗によって決める差動増幅率で出力する増幅器です.本セッションでは,計装増幅器に求められる電気的特性のCMRRなどについて解説します.

15:00 ◎セッション 5 ◎講師:小川 敦 氏

【バーチャル・スタジオ26】 [1-032]
もったいない!使い古しの乾電池でもLEDを明るく点灯する回路
 本セッションでは,トランスとトランジスタを使って発振昇圧回路を製作し,発振して昇圧動作を行い,乾電池1本で白色LEDを点灯させる回路を解説します.また,リング状のトロイダル・コアにエナメル線等を手巻きした特性のよいトランスを作る方法も解説します.

【バーチャル・スタジオ29】 [1-018]
バラツキ×バラツキ=バラツキまみれ…とはならない
 ばらつきのある部品を使用して製品を作る場合,特性の分布と特性のワースト・ケースの値は分けて考える必要があります.本セッションでは,モンテカルロ解析を活用し,複数の抵抗を組み合わせることで,ばらつきの分布が改善されることを解説します.

16:00 ◎セッション 6 ◎講師:平賀 公久 氏

【バーチャル・スタジオ23】 [1-029]
高周波まで高ゲイン!電流帰還型アンプ
 電圧帰還型OPアンプを用いた増幅器は,ゲインを大きくすると帯域幅は狭くなります.一方,電流帰還型OPアンプを用いた増幅器はゲインを大きくしても帯域は変わりません.本セッションでは,この電圧帰還型OPアンプを用いた増幅器と電流帰還型OPアンプを用いた増幅器を比較してゲインを上げても,帯域幅が変わらないことを解説します.

【バーチャル・スタジオ32】 [1-035]
希望がかなう!人気フィルタ「バターワース」の作り方
 本セッションでは,R-R型2次バターワース・ローパス・フィルタを元にコイルやコンデンサの受動部品の値を変更し,2次バターワースLPFの特性を得る,インピーダンスと周波数のスケーリングを解説します.

17:00 ◎懇親会




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